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「居酒屋ナンパお持ち帰り」(かんしゃい)【TLマンガレビュー】

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チャラ男受けスキーさんに朗報です。

「居酒屋ナンパお持ち帰り」(かんしゃい)をいますぐダウンロードしてください。

さいっっっっこうにかわいいチャラ男がよがってます。

黒髪美女×チャラ男のカップリングで、逆転(女性への挿入描写)はなし。

乙女向けらしく、最後に恋愛的な胸キュン展開も用意されています。

まだこの作品に出会っていない人に、素晴らしさを届けたすぎるのでレビューします。

購入の参考になれば幸いです。

目次

テンポ、絵、ストーリーのどれも素晴らしすぎ

ストーリー自体はとてもシンプルです。

登場人物は、彼氏にフラれてやけ酒していた黒髪美女と、彼女をお持ち帰りすべくロックオンしたチャラ男。

開始3ページでもう半裸でラブホにいるスピード展開、そこから20ページほどず────っとチャラ男が攻められ、気持ちよくされ、怖がりながらもよがる姿を見せつけられます。

そしてチャラ男が起きたらラブホから消えていた黒髪美女を、なんとか探し出して……。

全27ページと最近のがるまににしては短めなのですが、テンポ、絵、ストーリーのどれも素晴らしい、完成度の高い作品に仕上がっています。

チャラ男のエロ可愛さを語りたい

私が「さ、さいこ〜!!!(喜)」と思ったのは、

  • チャラ男のエロ可愛さ
  • 最後の胸キュン展開

の2点。

まず、チャラ男がとにかくかわいい(名前がないので「チャラ男」と呼びます)。

派手なファッションで、褐色で、チャラくて、スタイルが良くて、女好きで、軽薄で、チョロい、という「チャラ男」の概念を煮て、その上澄みをすくったようなキャラクター。

そんな彼が、エロいお姉さんとヤレることへの期待にドキドキが隠せないところ、思いがけず攻められてすぐに出しちゃうところ、スパンキングされて涙目でよがるところ、「もう無理!」ってなってたのにお姉さんの胸の大きさに注意を逸らされてしまうところ、全部かわいい。

TLや乙女向けでは、激重感情や執着が好まれがち。アホっぽく描かれることが多いチャラ男やギャル男は激重感情や執着などのシリアス展開と食い合わせが悪そうで、ヒーローになることがあまりない、という印象でした。でもハッピーなエロとの相性は抜群なんですよね。「居酒屋ナンパお持ち帰り」がめちゃくちゃよかったので、もっとチャラ男・ギャル男のTLや乙女向けを読みたい気持ちがすごい(TLや乙女向けじゃないけど、ギャル男ヒーローは「GALS!」のタツキチくらいしか知らない)。

もし面白い作品を知っていたら教えてください……!

余談ですが、本作のチャラ男を女にすると、概念としての「黒ギャル」になるのかも?と思いました。だとすると、私は成人向けエロマンガのギャルのよさがよくわかっていなかったのですが、愛されるのがわかる(なんても男女変換すればいいというものではないですが、理解のとっかかりとして……)。

ちなみに少女マンガのギャルはけっこう好きで、近年だと「はやくしたいふたり」のユーリがかわいすぎるなーと思って読んでいました。

そして「最後の胸キュン展開」について。

最初からずっと「かっわ……」と語彙を失いながら読んでいたのですが、極まったのは最後の4ページです。ネタバレになるので詳しく書くのは避けますが、黒髪お姉さんがほかの男からナンパされているのを手慣れた感じでブロックし、その後顔を真っ赤にしながら言ったセリフに撃ち抜かれました。

ワンナイト、もっと言えばヤリ捨てを狙っていたであろうチャラ男が、その目的を達したにもかかわらずこの言動。「何言ってんだろ俺」と悶えているので、元来こういうことをするタイプではないことが読み取れます。それを黒髪お姉さんにした……つまりチャラ男にとって黒髪お姉さんが唯一無二の存在になったという証明。この4ページがあるからこそ、“乙女向け”として最高の作品になっている気がします。

本当に綺麗に終わっているのですが、この2人の続きが読みたい……!

もし続編が出たら喜び勇んで買います。

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