MENU

「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」(鬼遍かっつぇ)シリーズ4作を一挙レビュー! たぶんこれが“新しい家族のカタチ”【TLマンガ感想】

  • URLをコピーしました!

このブログではアフィリエイトを利用しています。ブログに貼ってある広告からマンガや小説、モノを購入していただくと、ブログ主が次に買うマンガや小説の足しになります。

自腹で買った本当に面白い作品のレビュー、今回は鬼遍かっつぇさんの「dog eat dog era」シリーズです。「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」「dog eat dog era~許婚の魔法騎士と催眠尋問~」「dog eat dog era SUMMER~竜人族奴隷の双子と夏休み~」の3作を読んでの感想となります。ネット広告で見たことがある人も多いかもしれません。R18作品ですが、ほんっとうに萌えるので18歳以上の人はぜひチェックしてみてください。このレビューが、購入の参考になれば幸いです。

【2023/9/28追記】「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」の感想を追加しました。それに伴い新情報を入れ、全面的に改稿しています。

目次

「dog eat dog era」シリーズとは

鬼遍かっつぇさんの「dog eat dog era」シリーズ、TL好きなら知らない人は少ないかもしれません。ジェーンドゥ(名無し)の魔女と竜人族奴隷の双子・セオドアとテオを描くシリーズで、2023年9月現在、同人作品として下記の5つが発売されています。

「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」(マンガ / シリーズ1作目)

「dog eat dog era~許婚の魔法騎士と催眠尋問~」(マンガ / シリーズ2作目)

「dog eat dog era DRAMA~はじめての催眠魔法~」(音声ドラマ)

「dog eat dog era SUMMER~竜人族奴隷の双子と夏休み~」(マンガ / 番外編1作目)

「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」(マンガ / 番外編2作目)

2021年4月、シリーズ第1作「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」が、DLsiteがるまにで乙女向け同人として発売に。爆発的ヒット作となり、同年7月にはFANZA同人でも取り扱いがスタート。ネット広告もかなり回り、ヒットに大きく貢献していると思います。11月には2時間のボイスドラマ「dog eat dog era DRAMA~はじめての催眠魔法~」もリリースされました。

dog eat dog era DRAMA~はじめての催眠魔法~

2021年のDLsiteがるまにの「乙女向け同人 ランキング(人気順)」で第1位を獲得。さらに2022年2月にはシリーズ第2作「dog eat dog era~許婚の魔法騎士と催眠尋問~」が配信されました。そちらは2022年のDLsiteがるまにの「乙女向け同人 ランキング(人気順)」で第3位にラインクインしています。同年8月にはフルカラーの番外編マンガ「dog eat dog era SUMMER~竜人族奴隷の双子と夏休み~」も発売されました。

そして「dog eat dog era THE BOOK ~魔女の原罪と催辱の奴隷たち~」として単行本化が決定。2023年2月24日、二次元ドリームコミックスから成年コミックとして発売に。

【2023/3/7追記:レビューしました!】

さらに2023年8月にはフルカラーの番外編マンガ2作目「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」が配信されました。

2023年は、DLsiteがるまにの乙女向け同人発の単行本が数多く発売された年でした。DLsiteを運営するエイシスのグループ会社であるviviONから、viviON THOTH(ヴィヴィオントート)という紙書籍出版レーベルが誕生したことが一因です。

ですが、「dog eat dog era」が単行本化された2023年2月時点ではまだあまり多く刊行されてはいませんでした。私が知っているのは「dog eat dog era」、「さっちゃん、」(※商業の単行本は「うついくん、」)、「異世界トリップ先で助けてくれたのは、人殺しの少年でした。」くらい。これらはviviON THOTHではない出版社から単行本化されています。

要は、「dog eat dog era」はがるまにを代表するくらいめちゃくちゃ大ヒットしてるシリーズなんです。

何重もの「下剋上」が魅力

「dog eat dog era」シリーズの何がそんなに魅力なのか?

ネット広告攻勢をかけたことにより多くの人の目に触れ、ヒットがかなり後押しされたと思います。

そのほか、私は萌えの要素が多すぎる……!ってことを伝えたくて。

dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~

この作品、何重もの「下剋上」なんです。

ヒロインはジェーンドゥ(名無し)の魔女。ヒーローは竜人族の双子、セオドアとテオです。

セオドアとテオは奴隷。幼い頃に魔女に買われてから“家族”となり、奴隷なのは相変わらずですが魔女によって大切に育てられました。

でも、セオドアとテオは魔女に不満を持っています。魔女が双子に「名前」と「自分たちを買った本当の理由」を隠しているからです。

我慢ができなくなった双子は、魔女を催眠にかけて聞き出すことにします。

そう、この物語の名物・催眠おせっせです!

魔女にとって、双子は年下であり、幼い頃から自分が育ててきた家族。また魔女はそう思ってませんが、対外的に見て双子は奴隷でもあります。

そんな奴隷年下育てた家族人外に、下剋上される魔女。グッとくるシチュエーションです。

鬼遍かっつぇさんが、どういう意図で「dog eat dog era」というタイトルを付けたのかはわかりません。

マシュマロでの質問には、「決めた意味なんとなくあるのはありますが、特に出てこない裏設定なのでお好きに解釈して頂いて大丈夫です!!」と答えています。

https://marshmallow-qa.com/messages/41b1dad4-8468-483a-9bf7-d82f0241ad4d?utm_medium=twitter&utm_source=answer

ただ「dog-eat-dog」は「食うか食われるか」、「era」は「時代」という意味があります。

戦国時代、乱世のようなイメージの言葉です。

乱世といえば……下剋上ですよね(無理やり)。

ロマンチックな理由と、秘密を暴くための過激な行為

また多くの人を惹きつけた理由として、性描写がどちらかというと男性向けなことも大きいんじゃないかと思っていて。

「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」の作品ページには、「作中のプレイ・シチュエーション一覧」が紹介されている箇所があるのですが、見てくださいこの堂々たるプレイの数々を(笑)。

作中のプレイ・シチュエーション一覧

※本作の成人向け描写には一部過激なものがあります
※下記の描写の他にも記載されていないものがある可能性がございます

・奴隷が下剋上
・3p
・催眠
・手マン
・乳首責め
・潮吹き
・中出し
・ポルチオマッサージ
・フェラ
・子宮突き
・断面図
・種付けプレス
・アナル挿入
・2穴責め

https://www.dlsite.com/girls/work/=/product_id/RJ321024.html

今でこそがるまにの乙女向け同人で過激な成人向け描写は多いですが、2021年にネット広告などから「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」を見つけ、購入した人の中には性描写に驚いた人も多かったと思います。

(私の印象論になってしまうのですが、2020年発売の「異世界トリップ先で助けてくれたのは、人殺しの少年でした。」あたりからがるまにの女性向け作品の性描写が変わった気がしています)

サンプルだけでも「dog eat dog era」の過激なエロ描写の雰囲気は伝わってきます。

そもそも、双子が魔女に隠しごとをされ、どうにかして真実を知りたいと思って“催眠交尾”までに至った理由。

明確には描かれていませんが、私は魔女のことを大好きな双子が「自分たちを買った理由を知って、魔女に裏切られないと信じたい」「魔女にとって大切な名前を教えてもらうことで、自分たちは魔女にとって大切な存在だと思いたい。安心したい」と解釈をしています。

そういった心の機微に触れるようなソフトな理由と、秘密を暴くためのハードな行為

女性向け作品で過激な性描写を(潜在的にも顕在的にも)求めていた層にも刺さり、少なからぬ男性層にも受け入れられたのではないかと思います。

セオドアとテオが魔女に向ける思いはたぶん一般的な“恋心”ではない

私は「dog eat dog era」シリーズは、「乙女向け/TL」ジャンルには位置していますが、かなり独特な読み心地の作品だと思っています。

ヒーローがヒロインを溺愛するのがTLの王道ですが、セオドアとテオが魔女に向ける思いはたぶん“恋心”ではない。

双子は魔女のことが大好きで、独占欲もあり、大切に思ってる。

でも“TLで描かれる恋”というよりは、3人の絆は“新しい家族のカタチ”のような印象です。

あくまで私の解釈と思ってください……。

実際、セオドアとテオ、そして魔女はお互いのことを何度も「家族」と呼びます。そういう意味でのTLっぽさは薄いんですが、お互いを大切に思う気持ちは紛れもなく、そして何よりエロい(笑)。読み応えはかなりあります。

ただ、物語としてちょっとした物足りなさがあるとも思っていて。

描き切れていない部分があったり、生かし切れていない設定があったりします(「許婚の魔法騎士」は結局どうなった……?)。

でも間違いなく面白いです。絵の今っぽさ、性描写の過激さ、そしてキャラクターの良さ……!

私は2020年あたりからちょいちょいがるまにで作品を買っていたのですが、「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」を知ってから、よりがるまに作品をディグるようになりました。

「竜人族奴隷の双子と催眠交尾」では魔女を信用したくてもできないから催眠交尾で魔女の秘密を暴こうとした双子が、「許婚の魔法騎士と催眠尋問」では“隠し事をしててもいい”という受容の性行為をするんですが、それがまた良くて。ぜひこの2冊はセットで読んでほしいです。

dog eat dog era~許婚の魔法騎士と催眠尋問~

ちなみに「竜人族奴隷の双子と夏休み」は番外編。“強制発情”させられた双子&魔女をフルカラーで楽しめます。見どころはセオドアのやきもち(最高!)。

dog eat dog era SUMMER∼竜人族奴隷の双子と夏休み∼

「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」レビュー

「dog eat dog era」シリーズの“核”だと私が思っているのは、「普通の状態じゃない相手とのH」です。

1作目は「催眠魔法」がテーマで、双子と催眠状態の魔女がH。

2作目は「催眠尋問」がテーマで、とある男と意識はあるのに抵抗できない魔女のあれこれ。そして双子と自我がない状態の魔女のH。

番外編1作目は双子が強制的な発情状態&強い酩酊状態になります。

そして番外編2作目として、2023年8月に出た新作「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」では、魔女と、魔女には姿が見えない(=ゴースト状態)双子とのHが描かれています。やはり「普通の状態じゃない相手とのH」ですね。

めちゃくちゃフェチズムを感じる。

「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」【がるまに】

「欲望の廃教会と夢姦の魔女」では、本編より幼い双子が魔女にどちゃエロなイタズラ(イタズラ……?)をする、というストーリーが展開されます。私はセオドアもテオも大好きなのですが、どちらかというとセオドアが大大大好き。幼いセオドアが、魔女に向かって「めちゃくちゃにしたくなる」と(性的に)イライラしたり、顔を赤らめて「今からあんたを犯す」と宣言したりする様子を見て「鬼遍かっつぇさんありがとうございます……」と手を合わせました。

難しいことは考えず、フルカラーで少し若い双子と魔女のどちゃエロを楽しめる番外編シリーズ、本当におすすめです。

シリーズがいっぱい出てるけど、どの順番がおすすめ?

「dog eat dog era」シリーズは、電子書店で配信されている「同人読み切りシリーズ」と、紙・電子ともに出ている「単行本(商業)」があります。

同人読み切りマンガシリーズ全4作(2023年9月現在)

「dog eat dog era~竜人族奴隷の双子と催眠交尾~」(シリーズ1作目)

「dog eat dog era~許婚の魔法騎士と催眠尋問~」(シリーズ2作目)

「dog eat dog era SUMMER~竜人族奴隷の双子と夏休み~」(番外編1作目)

「dog eat dog era SUMMER VOL.2〜欲望の廃教会と夢姦の魔女~」(番外編2作目)

上記の読み切りシリーズは、DLsiteがるまになど電子書店で各話配信されています。

また、単行本「dog eat dog era THE BOOK ~魔女の原罪と催辱の奴隷たち~」の特徴は、

  • シリーズ1作目と2作目が収録されている。
  • 単行本描き下ろしが50ページ以上収録されている。
  • 同人版からセリフやモノローグが変わっている箇所がある。
  • 番外編シリーズは収録されていない。

です。詳しくは単行本版のレビューをご覧ください。

個人的な所感を言うと、単行本版のほうが「1本のストーリーとして、よりキャラクターと世界観がわかりやすく&深くなっている」と思います。

なので、今の私が「シリーズがいっぱい出てるけど、どの順番がおすすめ?」と聞かれたら、「単行本版を買って、面白い!と思ったら番外編を買う」という順番をすすめます。「同人版シリーズ限定で」と聞かれたら、1作目から順番に読んでいくことをおすすめします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次