自腹で買った本当に面白い作品のレビュー、今回はルボさんさんの「さよなら魔法少女~敵幹部と私の極秘密会えっち~」です。2023年1月現在、「DLsiteがるまに」で購入できます。R18作品ですが、ほんっとうに萌えるので18歳以上の人はぜひチェックしてみてください。このレビューが、購入の参考になれば幸いです。
悪役の純情、いいよね~!
悪とか魔とか、ダークサイドのキャラクターが見せる純情が大好きです。
「さよなら魔法少女~敵幹部と私の極秘密会えっち~」はまさにそれを堪能できる「敵幹部×魔法少女」もので、あらすじをざっくり紹介するとこんな感じ。
弱くてポンコツの魔法少女いすずは、「次に負けたら魔法少女クビ」と宣告されたことから、敵幹部のロイスに「私に負けてほしい」とお願いします。
ロイスはいすずの頼みを引き受け、自分の魔力を分けていすずを強くするのですが……。
ここまで書いたらわかりますよね。
みんな大好き、「魔力供給もの」です。
ロイスといすずは敵対勢力なのですが、ロイスはいすずのことをかなり特別視しており、いすずのお願いもサラリと引き受けます。
このロイスがめちゃめちゃ良くて……。
薄くて短い眉、アイメイク、黒いネイルと風貌はヴィジュアル系の雰囲気がありつつ、敵の幹部で肉体的にも魔力的にも強い。
そのギャップが独特の色気を生んでいます。
個人的にグッときたのが、プライベートな姿のときにかけているラウンド型のメガネ。
「HiGH&LOW THE WORST」の小田島有剣(塩野瑛久)みたいな、知的なおしゃれさとケンカの強さが共存してるのが本当にツボ。
ロイスは、作中でははっきりと明言されていませんが“魔”に属するダークサイドのキャラクターです(たぶん)。
そんな闇属性で、しかも幹部のロイスが魔法少女であるいすずへの思い(と自分の秘めた目的)から、純情な面を見せたり、余裕のない顔をしたり、絆されてIQが下がったり、無防備な仕草をしたりする。
悪タイプの純情、本当に萌える~!
さよなら魔法少女~敵幹部と私の極秘密会えっち~
敵幹部と魔法少女の両片思いに、作者が懸ける情熱
ロイスといすずは作中でかなりイチャイチャしてるのですが、2人の関係は両片思い。
両片思いが大好きな人も多いと思いますが、それに加えて敵対勢力同士、そして魔力供給ものという「これでもかっっ!!」と萌えシチュエーションを盛り込んだ設定に、心を射抜かれました。
作者のルボさんは「敵幹部×魔法少女」が大好きだそうです。
私はこれまで「敵幹部×魔法少女」ものをあまり読んでいなかったのですが、「さよなら魔法少女」でその魅力に気づかされました。
商業ではない、同人作品の面白さは、作者の脳から出た萌えが産地直送で送られてくるところにあると思います。
「さよなら魔法少女」も誤字だったり、場面転換の唐突さだったりこなれてなさがあるのですが、それを補ってあまりある「私はこれが好きなんだ!」という情熱やフェチズムが作品の魅力を押し上げています。
商業で編集者の手が入ると、作品としての完成度が高くなる分、作者がちょっと冷静になって脳から直接の作品じゃなくなるのかもしれません(笑)。
なんだか偉そうなことを書いてしまいましたが(私の脳直のこの感想も、誤字脱字がたくさんあることでしょう……)、要は「さよなら魔法少女」めっちゃ面白いよ!ってことです。
主に私に朗報なのですが、続編も制作中だそう。
実はこの作品、ちょっぴり切ないというか不穏な雰囲気もあって、続きがかなり気になります。
楽しみに待ちたいと思います。
さよなら魔法少女~敵幹部と私の極秘密会えっち~