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「はるか」都有汎大好【TLマンガ感想】

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2023年3月に、都有汎大好(つうはんだいすき)さんがこの1枚の画像をツイートしました。

エロマンガでよくある定点観測構図ですが、足先だけという潔さ。

しかも、男の足はほぼ動きがないんです。女の足と、喘ぎ声と、オノマトペだけが変わる。

靴下が脱げただけでこんなにエロくて、想像力を掻き立てられる。

素晴らしすぎません?

がるまにの乙女向け同人で発売される作品の一部ということだったので、発売を一日千秋の思いで待っていました。

そして満を持してこの6月に発売されたのが「はるか」です。

目次

湿度が高い短編映画のよう

「はるか」をどう紹介したらいいのか。

フックがないのではなく、逆にありすぎてどのフックを紹介したら魅力が伝わるのか悩みます(笑)。

わたし的にこの物語を訳すと、「モンスターの恋」です。

主人公は、27歳のOL・遥香(はるか)と、同じく27歳のエリートサラリーマン・遼(はるか)の2人。

同人でも商業でも、とても長いタイトルが流行っている昨今、シンプルで逆に力強く感じる「はるか」というタイトルは主人公2人の名前から取られています。

名前と年齢という共通点を持つ2人ですが、逆にいうと共通点は名前と年齢だけ。 善性が強く、健気で、聖母のような遥香は、理解できなくて恐ろしいモンスターのような遼に蹂躙されていきます。

私がまず思ったのは、「湿度が高い短編映画のようだ」でした。

遼のじっとりとした執着、血管や筋肉の描き込み、ベタ(黒)の多い絵柄、濃密なエロ描写が、ムワッとした空気感を生んでいます。

遼の抑圧された(でも隠しきれない)感情が作品全体を暗くて重苦しい雰囲気にしているのも、「湿度が高い」と思った要因の1つかもしれません。

また、タイトルページへの入り方がとても映画的で。

マンガなのに雨の音や居酒屋の雑音などが聴こえてくるような、印象的な冒頭なんです。

開始数ページでぐいぐい物語に引き込まれました。

「愛撫」じゃないだと……!?

次に思ったのが、「簡単に咀嚼・消化できないタイプの物語」ということ。

なんというか、遼という男が底知れないんです。

イケメン、エリート、スタイル抜群で、能力と外見はパーフェクトです。

でも、理解できなくてけっこう怖い。

「俺はこういうのは趣味じゃない」「俺はそういうのは好きじゃない」などこだわりをはっきり言い、自分の考えも話すタイプですが、「自分と遥香の物差しが一緒なわけない」と遥香の理解はあまり求めていない。

そして初読だと本当に理解できなくて、私も遥香みたいに「????」と大混乱状態になりました(笑)。

でも、理解できないけど魅力的なんです。

遥香も「この人のことが知りたい」と考えるのですが、私も

「遼が瞳に映してるのは誰なんだろう」

「なぜここで泣いたんだろう」

「遼にとって遥香の目はどういう意味を持つんだろう」

「この表情はどういう意味なんだろう」

と、どんどん気になり、何度も何度も読み返しました。

簡単に消化……つまり理解できないんですが、理解したいと思う物語です。そして映画を観た後のように、誰かの感想を知りたくなる。

マンガに描かれている遼は氷山の一角でしかなくて、見えない部分があるんじゃないか。そうに立体的で奥行きがありそうだと思わせるキャラクターって、なかなか作れないと思うのですが、都有汎大好さんはすごい。

そして私が本当にすごいと驚いたのが、遼が遥香の胸をいじるシーン

女性を気持ちよくしようと思ってなくて、触りたいから触ってる感じがめちゃくちゃ伝わってきて。全然「愛撫」じゃないんです。かといってSM的にいじめているわけでもないし、夢中すぎて我を忘れているわけでもない。ただ触ってる。

TLのヒーローがヒロインの胸を触ってるのに「愛撫」じゃないだと……!? みたいな謎の衝撃を受けました(笑)。

ネタバレになってしまいそうなので詳しくは書きませんが、胸をいじるシーンに関して終盤めちゃくちゃ萌えました。

本当に買ってよかった

同人作品の値段にあれこれ言うのは野暮ですが、価格で迷ってる人もいるかもしれません。

でも「はるか」はすごい物語です。

本文が151ページもあって、どのページも圧巻の描き込み。

Hシーンもページ数、濃さ、描写どれも凄まじかったです。

あと、何より遼の金玉がやばい。

ただ、2次元ですが、人間としての解像度が高いので人によっては地雷だと思います(まあ、モンスタータイプが地雷な人は読まないか……)。

私は本当に買ってよかったです。

がるまに公式のサンプルページでも雰囲気が伝わると思いますのでチェックしてみてください。

「はるか」のサンプルページをチェックする(がるまに公式サイト)
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