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「雷鳴と残雪」人面シジミ【TLマンガ感想】

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ヤンチャな年下男子が、年上女性の強さと儚さを知ってしまい、健気に、必死に愛を乞う姿を見たくてしょうがない人。読むべきは人面シジミさんの「雷鳴と残雪」です。

「雷鳴と残雪」は「DLsiteがるまに」で販売されている、97ページの乙女向け同人読み切りです。本当に面白くておすすめなのでレビューします。気になる人はぜひ、がるまにの作品ページでサンプルを試し読みしてみてください。

\「猫科性器(トゲトゲ)」という最高の注意書き /

※大きなネタバレはしていないつもりですが、良すぎてかなり詳細に語っている箇所があります。ネタバレが気になる人は注意してください。

目次

人面シジミさんとは? プロフィール紹介

人面シジミさんは、サークル「ネギ饅頭」で同人作品を描く作家さんです。私が知る限り、乙女向け作品を扱う「DLsiteがるまに」でのみ作品を発表しています(2023年9月現在)。

静かで美しい、硬質な線が特徴です。

乙女向け同人ならではの過激なエロを、その美しく硬質な線で描くことで、作品全体にどこかインモラルな雰囲気が生まれています

また人面シジミさん最大の魅力は、ご本人が「異種姦好き」と名乗っておられる通り、どの作品も異種姦要素が強いこと

前にレビューした「罪を犯した修道女は大蛇の魔物に懺悔する」は大蛇の魔物×修道女(人間)

今回レビューする「雷鳴と残雪」は豹のものの怪×不思議な力を持った女性(人間)

ほかの作品も当然のように「異種姦」タグが貼られており、生粋の異種姦好きということがわかります。

人外大好きな私としては大注目の作家さんなんです!

「雷鳴と残雪」のストーリー・あらすじ

「雷鳴と残雪」の主人公は、大陸からやってきた豹のものの怪・シャオ。年齢は19〜25歳くらいで、人間に恨みを持っています。

人里を襲っていたところ、不思議な力を持った30代の女性・雪乃にコテンパンにやられ、その後何度もリベンジを画策するもそのたびに負け続き。2人揃って山で遭難したことをきっかけに、シャオは雪乃に恋心を抱いていることに気づきます。

しかし、雪乃は人妻。

失恋して憔悴していたシャオは、雪乃の夫である村の領主が雪乃に行っているひどい仕打ちを聞き……。

豹のものの怪と目の見えない女の、純愛物語が繰り広げられます。

最&高のおすすめポイント3つ

トゲトゲTNTNだあああああああ

シャオは豹のものの怪です。つまり、トゲトゲした猫科の性器を持っています。

人間とは異なる種族なら、当然TNTNも人間とは違うよね!こういうところに人外の良さが出てる〜!

人面シジミさんは「罪を犯した修道女は大蛇の魔物に懺悔する」でもヘミペニスを描いていました。ヒーローが大蛇の魔物だからです。

ちなみに「無能力巫女は狛犬の淫紋快楽漬け~無能力巫女×二匹の狛犬~」でも犬科型のTNTN(亀頭球)を描いています。

こういった、作者の性癖を脳から直送しました!みたいな表現が同人作品を読む醍醐味。ちなみにシャオは舌もザラザラしています(猫科だから)。

ふにふにしていて柔らかいというトゲトゲTNTN、ぜひチェックしてください。

年下ヒーローのかわいさと強さ【ちょいネタバレあり】

30代の雪乃と、20代前半くらいのシャオ。

シャオは年下男子としての魅力を存分に備えています。

雪乃に負けてしまう、ちょっと情けないところ。何度負けても果敢に挑戦するエネルギッシュさ。自分の気持ちに気づいてから、愛を率直に表現する素直さと健気さ。雪乃を解放するため、敵に挑む強さと勇気と頼り甲斐。Hシーンに突入してからの無限の体力

ヤンチャっぽいビジュアルもド好みで、内面も最高。

特に良すぎて頭を抱えたのは、雪乃と領主(雪乃の夫)が致しているところを見てしまい、ショックすぎてもののけの遊女を抱くシーン。雪乃の外見に化けた遊女を、雪乃と領主がしていた体位で抱きながら泣いちゃうし、雪乃のハンカチの匂いを嗅ぎながらフィニッシュしちゃう。

ちょっと情けなさといじらしさと恋に狂う苦しさを感じて心に残る最高のシーンでした。

ヒロイン・雪乃の強さと儚さ

「雷鳴と残雪」はシャオが主人公なので、シャオ視点で物語が進みます。雪乃は「シャオから見た雪乃」として描かれているからか、男性キャラ大好きな私にもめちゃくちゃ魅力的な女性に映りました。

シャオは雪乃のことを「春になっても溶けずに残った日陰の雪みたいな女」と表現するのですが、まさに雪乃の特徴を表しています。

不思議な力を持っている雪乃は、もののけであるシャオに勝つ強さがあります。

でも領主に逆らえず、“原因不明の病”でもうすぐ死ぬ運命を背負っています。

その強さと儚さが、「春になっても溶けずに残った雪」……つまり強さも感じつつ、もうすぐなくなってしまうことが確実な儚さを持つ残雪を思わせます。

そのギャップにメロメロになっていくシャオ。

ちなみにタイトルの「雷鳴と残雪」の“残雪”は今書いたように雪乃のこと。“雷鳴”は雷獣であるシャオを表しているんだと思います。

猫科のシャオは雪乃とのHの最中、よすぎて喉をゴロゴロと鳴らしてしまうので「それが“雷鳴”なのでは……そうだとしたら可愛すぎて最高!」とも思っています(笑)。

まとめ

ストーリーとしては「敵として出会ったヒーローとヒロインが恋に落ち、逆境で苦しむヒロインをヒーローが助け出す」という王道の展開。人面シジミさんはそこを丁寧に描きつつ、異種姦という性癖をざんざかふりかけ、しかも男主人公が届かない人を切なく思い純愛に仕上げています。

  • 異種姦が好きな人
  • 年下ヒーローの情緒をすすりたい人
  • ヒーロー視点の物語が好きな人

このあたりがビビッとくる人にはぜひ読んでほしいです! ちなみにハッピーエンドなので、バッドエンドやメリバが苦手な人も安心してください。

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