自腹で買った本当に面白い作品のレビュー、今回は人面シジミさんの「罪を犯した修道女は大蛇の魔物に懺悔する」です。2023年6月現在、「DLsiteがるまに」で購入できます。
人外と人間のラブストーリーは数多くあり、狼、狐、犬といった動物系ヒーローはどれも大好きですが、大蛇も本当にロマンがあります。R18の同人作品なので、もちろん蛇の“あの”特徴もバッチリ! このレビューが、購入の参考になれば幸いです。
愛憎渦巻くルシの執着っぷりに激しく萌える
常に冷ややかに笑ってる男が1人の女に執着していて、愛も憎しみもすべてを注いでる。
「罪を犯した修道女は大蛇の魔物に懺悔する」はそんなお話なんですが、このシチュエーションだけでめちゃくちゃグッときます。
主人公は修道女のイブと、大蛇の魔物・ルシ。
イブは勇者の仲間で、ともに旅をしています。勇者が新たに仲間に加えたのが、大蛇の魔物であるルシ。
でも実はイブとルシは初対面ではなく、イブが修道院にいた頃に大怪我をしているルシを助けたことがありました。
魔物と関わってはいけないという神の掟を破ってルシを助けたイブ。
お互いを大事に思い合うようになり、ともに逃げようとするのですが、修道女として生きてきたイブは土壇場で掟を破りきれず、ルシの元には行けませんでした。
このように裏切られた男と裏切った女の再会もので、ストーリーは至ってシンプル。
特筆すべきは性描写です。
本文55ページ中、そのほとんどがHシーンなんですが、ルシは自分を助け、そして裏切ったイブに強い愛憎の気持ちを抱いているのが性描写にめちゃくちゃ現れていて。
愛してるから大切にしたいので一生懸命気持ちよくして、でも憎いから荒々しい行為にも及ぶ。
首筋に容赦なく噛みついて麻痺させるし、蛇の2枚舌でどこもかしこも舐めてよがらせるし、言葉責めするし、キスする。イブにとってHは懺悔で、ルシにとっては復讐なんですね。
愛憎渦巻くルシの執着っぷりに激しく萌えます。
蛇らしくしつこくねちっこい異種姦
そもそも黒髪で一重、しかも目の下にクマがあるような病み系のイケメンで「最高〜!」とスタンディングオベージョンしたい気持ちなんですが、蛇ならではのキャラデザも素晴らしくて。
そう、ヘミペニスです。2本あります。
舌も2枚舌。 そんな男が蛇らしくしつこくねちっこい異種姦を繰り広げます。
ありがとう。
どことなく暗い雰囲気も漂うんですが、独特のコミカルさがあるので気軽に読めます。
ルシ以外の魔物と勇者様、本当にかわいいです(笑)
終盤もいい意味で「高速ハッピーエンド」です。難しいことは考えず、大蛇の魔物と修道女の人外ラブを楽しめます。